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■アンカー効果

別名:係留効果

発見者:不明

概要:不確かな事柄で予測や判断を行うときに
初期値が判断に影響してしまうという心理的効果のことです

(説明)

例えば、10万円の宝石を高いか、と言う判断に置いて
「5万円でも似たような宝石が買える」と聞かされれば、すごく高く感じますが

「いつもは15万円ですが、今日は特別に10万円にサービスする」と言われれば
高くない様に感じれてしまいますよね

このように、待ったく予想のつかない事柄について目先の数値を尊重しまう、と言うことですね。
他の意見をつなぎとめる作用をもつことから、係留効果とも言う事があります。

さて、実験をしてる方がいるのでその実験を見てみましょう
心理学リヒテンシュタインという方が行った実験です
多くの被験者をA,Bという2つのグループに分けてこんな質問をしました

A側には「アメリカで1年のうちに自動車事故で死ぬ人は5万人ですが
肺がんで死ぬ人は一体何人だと思いますか?」

B側には「アメリカで1年のうちに感電して死ぬ人は1000人ですが
肺がんで死ぬ人は一体何人だと思いますか?」

すると、明らかにBよりも、Aの方が「多め」の人数で答えたのです

作者からの一言

確かに、5000円を3000円になっているのを見ると安いと思いますよね
客観的に見れば宝石100万が10万になっても高いですけどね。

そして、皆さんもリヒテンシュタインさんの行った実験を友達などにやってみましょう
心理学の良い所は、実験などで新たな発見をつかめるところにもあると思います!!

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